今日から”THE・夏!!”な3連休ですが、今年は「海の日」が15日とちょっと早いですね。

「海の日」が近づくと、まだ梅雨明けしていなくても「ああ、夏が来るんだなあ…」と思います。

夏、夏期、夏季……カキといえば、そう、

 

 

夏休みもまもなく来るとわかっちゃいるんですが、確実に訪れる諸々のツラい現実からまだしばらく目を背けたいので

(参考記事 東北の夏休み、関東の夏休み【連載第14回】

かなり強引ではありますが、カキつながりで庄内の岩牡蠣についてお話したいと思います。

 

牡蠣というと、全国的には冬に鍋物の具としていただくイメージでしょうか。最近ではオイスターバーなど、年中オシャレに楽しむ食べ方やお店もあるようですね。

冬が旬の牡蠣は「真牡蠣(まがき)」で、水揚げ時期は10月~3月頃。

産地はどちらかというと太平洋側で北海道から宮崎県までと幅広いですが、特に有名なのは広島・宮城・岡山でしょうか。養殖ものがほとんどのようです。

一方、夏が旬の牡蠣「岩牡蠣(いわがき)」は水揚げ時期が6月~8月中旬。産地はどちらかというと日本海側で、特に秋田・山形・新潟が有名なようです。天然ものがほとんどで、

 

 

実家にいた頃は、私もよく夏に岩牡蠣をいただいていました。

父が知人友人の方からいただいたり買ったりしてきて、仕事先からそれらを持って帰ってくると

 

 

手際よく牡蠣を剥く父の姿がかっこよかったので、手伝いを申し出たことがありましたが「危ないから」と断られてしまいました。

父は漁師さんから牡蠣の剥き方を教わって、何度も何度もケガをしながら段々とコツを覚えていったそうです。

それにしても、あんなに硬そうな殻を小刀?ナイフ?1本で、よくサッサッサーッのパパパパーッと扱えるもんだなあ…。

 

 

釣具屋さんや海岸沿いのホームセンターとかでしか売られていない、ごく特別なアイテムだと思っていました。100円ショップ、おそろしい子…!!

なお、父は長年愛用している小刀?を使っているようです。

 

父が剥いてくれた牡蠣は、母が調理しておいしい夕飯となりました。

 

 

牡蠣には「海のミルク」「海のチーズ」「海の玄米」などの呼び名がありますが、これは牡蠣にタウリンやグリコーゲン、カルシウム、ビタミンA、ビタミンB12、鉄、銅、亜鉛、葉酸などの実に様々な栄養素が豊富に含まれていることに由来するとか。

古今東西で滋養強壮の食材として人気だったのは、ただおいしいからというわけでは決してなかったのですね。

 

私は虚弱体質で、特に夏に弱いので

 

 

今年は「海の日」3連休からお盆帰省まで約1カ月。

お盆帰省を楽しみにして、苦手な夏季を何とか乗り切っていこうと思います。

 

 

カキついでに、秋には庄内柿のこともご紹介する予定です。どうぞよろしくお願いいたします!

 

【おまけ】

ちょっと時季はズレてしまいますが、庄内のおいし~い魚介についてはこちらの記事もどうぞ。

 寒鱈とナマハゲ【連載第33回】