…えー、まずはお知らせから。

前回の記事 庄内弁・標準語・大阪弁(前編)【連載第38回】 の続きではあるのですが、ざっと脳内計算したところ

「あ、こりゃ前後編の2回でまとめるのムリ」という結果が出たので、当初の予定を変更して前編・中編・後編の3回でお送りいたします。…多分3回で終わるはず…多分…。

 

というわけで、強引に中編レッツラゴー!

前回の記事 にて

「帰省の際、新幹線に乗車して隣の席の紳士と庄内弁のイントネーションで話したところ、

 後ろの席のカップルに笑われてしまい、驚いて落ち込んで怒った」

というお話をいたしましたが。

それはきっと、

 

 

と思いました。

進学を機に茨城へ移り住んで約20年。人生の半分以上を茨城で過ごしておりますが、茨城弁もだいぶ話せるようになってきましたが、庄内弁は今も私の一部でふるさとです。

自分の一部やふるさとを小馬鹿にされちゃあ、嫌んなって当然ですよね。うんうん。

 

今は茨城&茨城弁も同じくらいラブですが、テレビから庄内弁が聞こえてくるとやはりついテレビにかじりついてしまいます。

 

 

できることなら東北が登場する番組をすべてHDDに録画保存したいくらいですが、既に容量がパンパンなのでリアルタイムで我慢しております。

 

そんな感じで、地元にいた頃よりも他県へ移住後の方が庄内弁ラブになった私でしたが。

地元よりも移住先ラブになったのかな。高校卒業後初の同窓会でも庄内弁を一切使わず、移住先の言葉に徹するタイプもいました。

 

 

…まあ庄内弁も、「出る」を「出はる」と言ったり語尾が「~や」になったりするなど、大阪弁要素が(京都弁要素も)ほんのり入ってはおりますが…う~ん…。

 

先日、ふとこの事を思い出したので大阪弁に詳しい友人に訊いてみました。普段から大阪弁を使っている側からすると、同級生のような付け焼き刃大阪弁はアリなのかナシなのか。

 

 

…同級生、もしかしたら後者だったような気が…だからこそ同窓会ではいきいきと大阪弁(ぽい言葉)をしゃべってたんじゃなかろうか。

友人によると、大阪弁にはこれらの種類があるとのことです。

 

※あくまでざっくりです。諸説たくさんあると思います。間違っていたらごめんなさい。

 

なお、友人はこうも言っています。

「テレビで流れてる吉本の芸人さんの言葉は特殊です。吉本弁とでもいった方がいい気がする」

「私は力を入れて言いたい。関東人が大阪弁や関西弁と思ってるものの大半は吉本弁だと…

 特殊言語だと」

酒田や山形、東北も言葉が充分深くて広くて豊かだけど、大阪もホントすごいなあ…いい勉強になりました!

 

そういえば。江戸時代には「西の堺、東の酒田」と称され、北前船を通じて繁栄し合ったんですよね、酒田と堺って。

近年では 海と日本プロジェクトin山形「西の堺 東の酒田」 などのイベントも催されているそうです。思わず「いいね!」ボタンを押したくなりました。

 

それにしても。

やはり生まれ育った土地以外の言葉の習得はなかなか難しいものだなあ、と今でも思うのですが、大学卒業後に就職して約3か月後、

 

 

なことがありました。主に茨城弁に関して。

次回、シリーズ完結編となる後編(今度こそ…多分)は5月20日にお送りする予定です。お楽しみいただけますように!

 

 

おまけ話をちょいとばかし。

去年の10月、 庄内弁とフランス語、酒田とフランス料理【連載第22回】 で「庄内弁とフランス語は似ている」説をご紹介いたしましたが。

 

 ※酒田おばこ…「おばこ」は東北地方で「娘」「少女」などを意味します。

なのでこの場合は「酒田娘」「酒田ガール」かな?

 

母とご近所さんが、いつだったかこんな井戸端会議が開催していたような…。

本物のパリジェンヌ&マドモワゼルの皆さん、酒田おばこの皆さん、代わりに謝らせていただきます。もっけでした!!

 

さらにおまけを。

「酒田むすめ」は酒田の老舗菓子店 

酒田 菓匠 菊池(有限会社菊池菓子舗。「菓子のきくち」とも呼ばれています) さんの銘菓で、バターしっとりの生地と中の餡(小豆、コーヒー、やきいもの3種類)が絶妙なコンビでたまらんおいしさです。

心よりオススメの逸品でございます。