先週の3連休は、各地で成人式がつつがなく行われたようですね。

私が住んでいる所でも3連休中に行われ、振袖姿のお嬢さんたちを幾人かお見かけしました。皆さん、笑顔も着物も晴れやかで華やかでとっても素敵でした。

娘もしばらく見とれていました。可愛いものや綺麗なものが好きな子だもの、憧れちゃうよね。うんうん。

 

 

…そうだった。この子、動物もめっちゃ好きだった。コンビニに買い物に行く時なんかも、散歩中の犬を見かけると

「あっ!スタンダードプードル!」「ウェルシュ・コーギー・ペンブローク!」「キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル!」

って正式名称をスラスラスラーッって言っちゃうくらいに…。

 

さてさて、それは置いときまして。

茨城県の成人式といえば、非っっっ常───に不本意ですが。とってもヤンチャな新成人がやらかすことで全国的に有名なんですよね…。

最近では2016年や2017年に、水戸市およびつくば市でそれぞれ行われた成人式で逮捕者が出てしまいました。

それ以後は警備の強化や式典の見直し、意識改革などが行われたからでしょうか。厳かに和やかに式が執り行われているようです。

 

 

1948年(昭和23年)に「国民の祝日に関する法律」によって祝日と定められた「成人の日」ですが、1999年(平成11年)までは1月15日が「成人の日」でした。

1998年(平成10年)に定められた「ハッピーマンデー制度」の導入により、2000年(平成12年)以降は1月の第2月曜日が「成人の日」となっています。

私は「成人の日=1月15日」世代なので、今でもつい 1月15日=成人の日 とうっかり思ってしまうことがあります。

 

晴れやかなお祝いの日である「成人の日」、そして成人式ですが。

1月半ばといえば、雪国は晴れどころか一年で最も雪の多い時季。降るわ積もるわ吹雪くわなので初詣ですら着物姿、まして振袖姿の方はなかなかいらっしゃらなかったと記憶しております。

それもあるのでしょうね、きっと。成人式を「成人の日」前後ではなく、ゴールデンウイークやお盆シーズンに行う自治体も少なくないとか。

山形県の場合、今年はこんな感じだそうです。

 

 

私の出身地では今は「成人の日」に成人式が行われていますが、私の時はお盆シーズンに行われていました。

北国といえども、かつては日本最高気温を記録した県。お盆にwithフワモコ振袖なんてまずあり得ない。ただでさえ暑さに人一倍弱い私がもしそんな恰好をしたら、100%確実に熱中症。下手したら生命の危機。

 

というわけで、成人式にはスーツで臨みました。新成人といえば新社会人、社会人といえばスーツ。

当時、私は学生だったので夏用スーツは持っていませんでした。

なので数カ月前からバイトしてお金を貯めて、スーツ売り場の店員さんに事情説明して(茨城県のお店で茨城人の店員さんだったので、まずそこからでした)見立ててもらい、成人式用のスーツを買いました。

 

…が、成人式当日。会場の敷地内に足を一歩踏み入れてみましたら。

 

 

…いや、でも成人式は公的なお祝いの場。何も恥じることなどない。堂々と出席しよう。そう思い直して会場に入り、席に着いたのですが。

私のようなスーツ派はざっと見たとこ3割弱。あとの7割強は↑のようなカジュアルコーデ。

生地も色合いもシルエットも全てにおいて地味で無難なスーツなのに、完全に浮いて目立ってアウェイでした……。

 

しばらく経った後、成人式がお盆シーズンから「成人の日」に行われるようになったと聞きました。「厳粛な式典にあんなラフでカジュアルな服装で出席とは!けしからん!」という声が多くなったからとか何とか。

そしてそれ以来、成人式にカジュアルコーデで出席する新成人はいなくなったとか何とか…さもありなん。あの日の私がちょっとだけ救われたような気がいたしました。

 

「夏の成人式、今はどうなんだろう」と思いちょっと検索してみたところ、女性は結婚式に出席する時のようなドレスで男性はクールビズ対応のスーツという方が多いようでした。

振袖ふわもこショール付きや羽織袴とはまた違った夏ならではの正装兼盛装で、これもとっても素敵だと思います。

 

とにもかくにも。

新成人となられた皆様、そしてそのご家族様をはじめとしたご関係者様。おめでとうございます!
これからいろいろおありかと思いますが、どうか皆々様が素敵で素晴らしい人生を送られますように。