11月ももう下旬、気が付けば今年もあと40日ほどで終わりですね。早いなあ…。

前回の記事 世にもおそろしい七五三【連載第25回】 の冒頭でも少し触れましたが。11月13日は、茨城県の公立校の生徒にはちょっと特別な日かと思います。

今年はもう過ぎちゃいましたが、それは

 

 

県民の日(都民の日)は21都県、関東地方だと1都6県すべてにあります。東北地方では秋田県と福島県にも。

ただし、学校が休みになるのは茨城県・群馬県・千葉県・埼玉県・東京都・山梨県だけの模様(※これら以外の県では、市町村によって休みになるケースもあるとのことです)。

 

県民の日が制定された背景は県によって様々なようですが、茨城県の場合は

 

 

という流れのようです。

私の出身県である山形県には、「県民の日」という言葉も概念もありませんでした。なので、大学進学のため茨城に来た最初の年に地元の友人から聞いた時は

 

 

と大喜びしたものでした。

茨城県民の日は、県内の公立校が休みとなるだけではなく

 

 

休みになるだけでも充分嬉しいのに、お財布にも嬉しいことがこんなにどっさり!
私は茨城の神様に心から感謝しました。進学先を茨城にして本当に良かった!住民票も移してよかった!!

そして友人と一緒に、11月13日にどこへ遊びに行こうかワクワクしながら計画を立てました。

 

しかし、それから少し経った10月某日。

いつものように大学側からの連絡事項確認のため掲示板を見た時、

 

 

私と友人は心から絶望し悲嘆にくれました。

…あんまりです、茨城の神様…大学は茨城県内に建ってるのに…「郷に入れば郷に従え」って言葉もあるのに…素直に従いましょうよ、茨城に…。

 

せっかく茨城県民兼茨城の学生になったのに、私は茨城県民の日の恩恵に一度もあやかることなく学生生活を終えてしまいました。

嗚呼、なのに。それどころか。

あれから約20年経ち、小学生の娘を持つ身となった今。

 

 

「一度も恩恵にあずかったことが無い者からこれ以上何を搾取する気だ」と、とめどなく切なく虚しく理不尽な気持ちになってしまいました。

 

しかし、娘にとっては嬉しい楽しい素晴らしいお休み。いつも勉強も(それなりには)がんばっているし、お手伝いもよくしてくれている。

…よし!気持ちを切り替えよう!

娘へのご褒美というのももちろんあるけど、いっそのこと私も一緒に「茨城県民の日」を楽しんじゃおう!

 

 

常陸秋そば、ちょうど旬だものなあ。ざるそばや天ぷらそばもいいけど、ここはやっぱり茨城名物のけんちんそばかな。

モフモフは、えーと…要するに動物とのふれあい?日立市のかみね動物園や石岡市の東筑波ユートピア、牛久市の牛久大仏の小動物公園とか?あとはモフモフカフェかなあ。

うん、やっと楽しくなってきた。ありがとう、娘!ありがとう、茨城県民の日!

 

そして、いよいよ茨城県民の日当日。私たち母娘が仲良く行くことになったのは、

 

 

よりによって当日の朝、急に母娘仲良く体調不良となって丸一日寝込みました。お出かけ先はトイレ・リビング・ダイニング、ごちそうはゼリー・おかゆとなりました。

回復したのは翌日11月14日の朝。既に茨城県民の日から埼玉県民の日に切り替わっておりました…。

 

来年こそは健康管理により一層気合いを入れて、バッチリな感じで当日に備えたいと思います。

目指せ、茨城県民の日制覇!!