サクランボが旬を迎えていますね。

今年も実家の両親が送ってくれたので、ここ最近は毎食デザートとして目でも舌でも心でもおいしくいただいております。

 

 

サクランボは「赤い宝石」「果物の女王」「小さな恋人」などと呼ばれていて、その中でも「小さな恋人」は JA全農山形 で公式に使われている呼び名です。二つの実が軸でくっつき仲良く並んでいる様子が、まるで初夏の初々しい恋人同士のように見えるからでしょうか。

それと、あの爽やかな甘ずっぱさのせいかな。青春も甘ずっぱいって言いますし。いずれにせよ、何とも素敵な響きですね。

 

 

ところで。この時期に何かの折で「山形県出身です」と自己紹介すると、こんな質問をされることがあります。

 

 

山形県は気候・風土・文化などで大きく4つの地方に分けられます。北から順に庄内・最上・村山・置賜です。山形県はサクランボ生産量が全国ぶっちぎり第1位ですが、意外にも生産地はほぼ村山地方のみです。

サクランボの旬が訪れると、県内各地では

 日本一さくらんぼ祭り 

 さくらんぼ種飛ばしワールドグランプリ2018 

など多くのイベントが行われますが、他県の方にインパクトがあるのはやはり種飛ばし大会のようです。私は参加したことがありませんが、毎年とてもにぎわっているそうです。 

 

 

サクランボからちょっとズレますが、山形県はスイカの生産量が熊本県・千葉県に次いで全国第3位です。特に村山地方の尾花沢市は、山形県産スイカの8割を生産しています。

さらにズレますが、イケメン力士としても有名だった元関脇・琴ノ若関は尾花沢市出身です。実家にいた頃はよく家族で大相撲をテレビ観戦していましたが、琴ノ若関の取組になると祖母が「琴ノ若ー!スイカ食ってふんばれー!!」と、実にフルーティーな応援をしていました。

 

話を戻しまして。サクランボの種飛ばし大会にまつわる話を娘にしたところ「おもしろーい!!」ととても興味を持ったようでしたので、

 

 

を二人で急遽開催することに相成りました。(※本当のサクランボ種飛ばし大会は、今年は既に終了しております。)

結果。

 

 

と、二人で楽しみ喜んでいたのですが、今年の記録を調べると一般部門の優勝記録は15.85m、子ども部門の優勝記録は10.60m。まさに段違い桁違いの記録でした。

…うーん、ならば私たちは種飛ばしではなく別の道でサクランボを極めてみよう!

というわけで、

 

 

を急遽開催することに相成りました。(※なお、軸飛ばし大会はどこでも開催されていないと思います。)

結果。

 

 

そりゃどこも軸飛ばし大会を開催しないわけですね…。そんなわけで、「サクランボ軸飛ばし伊藤家グランプリ2018」は両者不戦勝というか不戦敗というか大会中止というか、フワッとモヤッとした感じで幕を閉じました。多分、これが最初で最後になるかと思います。

 

残りのサクランボは、ただいま手早く素早くいただき中でございます。「果物の女王」は気高く繊細で傷みやすいので、おいしく美しい内に完食せねば。

もちろん「サクランボ種飛ばし伊藤家グランプリ2018」優勝者の娘は、毎食10個多く味わっております。