4月も今日で終わりですね。ゴールデンウィーク真っ最中ですが、皆様はいかがお過ごしですか?

わが家は夫の仕事や町内会の行事、渋滞や人混みなど混雑が苦手、出不精、やる気が迷子などのやむを得ない諸事情により、

さて、山形県庄内地方にはゴールデンウィーク頃に食べる郷土料理がいくつかあります。その一つが「笹巻き」です。

笹の爽やかな香りともち米のもっちもち感がたまりません。まさに初夏の庄内の味!です。

ざっと調べたところ、笹巻きは秋田県や福島県、新潟県、そして島根県でも食べられているとのことです。「ちまき」と呼ぶ場合もあるとか。

巻き方は図のように三角巻きの他、竹の子巻き(竹の子みたいな円錐型)、こぶし巻き(ゲンコツの形)など実に様々なようです。

実家の方では上の図のようにきなこ&砂糖、またはきなこ&黒蜜でいただきますが、私は赤飯のようにごま塩で食べるのも好きです。醤油や納豆で食べる地域もあるとか。それもまたおいしそうですね。

茨城に来たばかりの頃、ゴールデンウィークにスーパーへ行ったら笹巻きが見当たらなくて驚きました。そして、そこで初めて笹巻きが郷土料理であったことに気付きました。

 

しかし、もっと驚いたことがありました。きなこの色です。

2コマ目でお気付きかもしれませんが、庄内地方ではきなこ=黄緑色なんです。青大豆という種類の大豆から作られていて、「青きなこ」とも言うこともあります。

黄緑色のきなこは北海道~東北地方ではメジャーで、新潟県・長野県・富山県・島根県などでは割とおなじみの存在のようです。

が、その他の地域では

という反応でした。

今ではすっかり黄色いきなこにも慣れましたが、笹巻きを食べる度にこのことをつい思い出してしまいます。

今年も実家の母から笹巻きが届いたので、おいしくいただいた後でお礼の電話を入れました。

それでも私はきっと来年も、笹巻きを黄緑色のきなこでおいしくいただくと思います。